運命のレール

新たな光

先輩に事情を説明すると、すぐに理解してくれた。



地元の先輩たちとは最近連絡を取り始めた。
隣の中学の先輩という事ですぐに仲良しになれた。
みんなはもうハタチを過ぎている。
私が今いる心境を理解してくれるのは当然の事である。みんな、“この道”を通ってきたのだから。




だからこそ、私に言った。『親と向き合え。
言いにくいのは分かるが
話さない事には始まらないから。』と。



私はその言葉を一身に受け、家に戻った。
はっきり今までの思いを告げた。
やめてほしい事、して欲しい事…とにかく全て。




納得してくれた。


私が頼んだ中に、今の高校を辞めたいということがあったが、さすがに高校中退は駄目だとのことで、私は通信制の高校に通うことになった。




新たな光が降り注いだ気がした。…そう、ただそんな気が。
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表紙・目次

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