運命のレール

不良へ

母の葬式も無事に終わり、私は叔父叔母と暮らす事になっていた。


別居していた父ではなく、親戚と暮らす。
私は嫌だった。
2人には子供が居ないため可愛がってくれた。
いや、可愛がるというかウザい過保護。


門限、友達、彼氏…


全て制限をかけられた。



今まで自由に過ごしていた私にはたまらなかった。
ストレスが溜まり、胃を壊していた。
この頃からリスカもするようになっていた。



歯車が狂い始めた
何もかもがおかしかった



“助けて”のただ一言

誰にも言えなかった
1人に自分からなっていってた


何かある度、自分にムカつき、手首に刃物で切り付ける。
滴り流れる赤黒い血…
気持ちがすっきりしていく


血と一緒に嫌なことも辛いことも流れていく気がした
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