WITH...ME
同刻、先ほどのビルでの会議は、そろそろ終了しようとしていた。
「では……これで決定、という事でよろしいですか?」
「心は痛みますが……」
「やむおえんな」
「これも、国の為です」
そこゆ居た者は次々に賛成の意を込めた言葉を口にした。
「では、決行は……早いほうがいいな」
「ええ。今日から広告機関を使って国民にお伝えして――」
彼女は、一息置いて……静かに言う。
「三日後――というのはどうでしょう……?」
2XXX年 某日――
国家特別法令01
法名『massacre』
国民は、三日後に起こる地獄をまだ知らない。