君を忘れない

「はる・・・こ?」

ピピピピピピ

聞いたことのある電子音。
知ってる天井。

「あーら。やっと起きたわね、こ・お・す・け君!
てゆーか
今何時か分かってるんでしょーね?」

目の前には僕の顔を覗き込む女。
知ってる女。

律夏。
律夏?

え、まさか・・・

「りっ律夏(リッカ)!!?」
ベッドから飛び起き、僕はそう叫んだ。

「なんで僕の部屋に居んのっ?」

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