君を忘れない

「だれか・・・


いるんですか?」



澄んだ高い声が
まるで僕を呼んでいるかのように
耳の中を通った。



声のするほうへ
ゆっくりと歩み寄ると

はじめは何も見えなかったが


だんだんと


人の姿が見えてきた。


よく見ると
白いワンピースを着た
ロングの女の子だった。

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