氷の上のプリンセス

「またまたぁ、御謙遜してぇ。
絶対すごいって!」


そう言って、私の背中を笑いながらバシバシ叩いてくる。


なんか、背も小さくて可愛い子なんだけど、豪快な感じだなぁ〜。


でも、結構好きかも(笑)

って、私はドのつくMか!?


「私、飯田きなこ(イイダキナコ)って言うの。
呼び捨てでかまわないから♪」


『あっ、私は有坂実莉です。
よろしくね、………きなこ…。』


なんか、初めて会った人の名前を呼び捨てで言うのは、少し照れてしまう。


すると、きなこは急に抱きついてきた。


「キャー!!超可愛い!
きれいな顔で、そんな照れたら、ヤバいって!
ねぇ、みのりって呼んでいい?
ねっ?ねっ♪」


いやいや、きなこのが数倍可愛いから。


きなこが、ギュウギュウ力を入れてくる。


『いいから、離してぇ〜。』


なんだか、仲良くなれそうな気がする………かも!?



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