氷の上のプリンセス
荷物を運び終わり、来る途中に3人でしばらく話をしているとき
『じゃ、そろそろ帰るか。』
お父さんが、机の上に置いた、真新しい目覚まし時計を見ながら片膝をたて、立ち上がった。
すでに時計の針は5時をさそうとしている。
それに続き、お母さんも立ち上がる。
『そうね、もうこんな時間。
実莉も夕ご飯までに少し休みたいだろうし。』
この学校は、寮に入る生徒が多く、部活動なども盛んなため、
朝の7時から夜10時まで、ちょっとしたファミレスのように開いているらしい。
土日は、夜8時までらしいけど、毎日営業(?)してくれるなんて、ありがたい!
今日は月曜日だけど、お昼ご飯を早めにとった私たちは、少し早めにお腹が空いてきていた。
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