氷の上のプリンセス
女子のスケーターのマネージャーは、ものすごい大変だった。
まず、なんでかわからないけど女子部員の皆さん方が無視することから始まった。
池ちゃんと私は、仮入部1日目からへこたれそうになった。
「実莉ちゃん…、
私、マネージャー無理だ…。」
1日が終わり、早めに帰された私たちは、おしゃれ食堂で一緒に夕ご飯を食べている。
時刻は7時前。
ピーク時に近いため、
かなり混んでいる。
私の隣で、池ちゃんは半分泣きそうな顔で、さっきからサラダをツンツンつついている。
『まさか、無視されちゃうとはね…。
参ったね…。』
池ちゃんほどではないが、私もへこんでいる。
散々、二人で慰めあったため、だんだんと落ち込んだ気持ちが楽になってきた。
「明日の朝、行くの超ストレスなんだけど。」
『でも、まぁしょうがないじゃん。
やるしかないよ!!
がんばろっ。』
「そだね!
実莉と一緒のペアで良かったよ。
他の3人とだったら、ぜったい足の引っ張り合いになりそうだもん。」
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