氷の上のプリンセス

寮の近くに停めてあった車まで、2人を送っていった時、


『実莉、お父さんたちは応援してるから、がんばりなさい。

でも無理はするんじゃないぞ。

もし、つらかったら、いつでも帰ってきなさい。』


「うん。わがまま言ってごめんなさい。」


『彼氏なんて作るんじゃないぞ。』


あっ…また始まった…。

『だいたいなぁ、高校生ぐらいの男なんてなぁ、ろくなこと考えてないんだ。

くれぐれも、変な男にはついて行くんじゃ…』


『ほらほら、お父さん。
実莉も、もう高校生なんだから。』


すかさず、お母さんのフォローが入る。


助かったぁ〜。





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