氷の上のプリンセス
その日の放課後――…。
いつもの無視が始まると思っていたら、違っていた。
女子更衣室で動きやすいジャージに着替えているとき、
3年生の先輩に声をかけられた。
「有坂さん、あなたよく頑張ってるわね。」
突然だったし、名前を呼ばれたくせに自分に話しかけてもらえるはずがないと思いこんでいたせいもあって、すぐに反応出来ずにいたら、
「ふふっ♪
もう、いいかな?って思ったから、話かけちゃった♪
私たちが、あなたたちに話をしないのは、試しているからなのよ。
ほら、今までミーハー気分で来る子が多かったから、本気かどうか知る意味でね。
だから、決して意地悪したかった訳じゃないから、気にしないで!」
『はいっ!!
あ、あの…………、
教えてくださってありがとうございます!』
「あの、有坂先輩の妹だけど、スケーターじゃないって聞いてたから、どんな子か興味はあったんだけど。
マネージャーの仕事も、先を見て率先してやってるし、意志もしっかりしてそうね。
あなたみたいな子が入ってくれると助かるわ♪
じゃあ、またあとでね。」
先輩は、素早い着替えをし、嬉しい言葉をかけて出て行った。
顔がにやけてしまう。
今日も頑張ろう!!
がぜんやる気が出てきた。
.
いつもの無視が始まると思っていたら、違っていた。
女子更衣室で動きやすいジャージに着替えているとき、
3年生の先輩に声をかけられた。
「有坂さん、あなたよく頑張ってるわね。」
突然だったし、名前を呼ばれたくせに自分に話しかけてもらえるはずがないと思いこんでいたせいもあって、すぐに反応出来ずにいたら、
「ふふっ♪
もう、いいかな?って思ったから、話かけちゃった♪
私たちが、あなたたちに話をしないのは、試しているからなのよ。
ほら、今までミーハー気分で来る子が多かったから、本気かどうか知る意味でね。
だから、決して意地悪したかった訳じゃないから、気にしないで!」
『はいっ!!
あ、あの…………、
教えてくださってありがとうございます!』
「あの、有坂先輩の妹だけど、スケーターじゃないって聞いてたから、どんな子か興味はあったんだけど。
マネージャーの仕事も、先を見て率先してやってるし、意志もしっかりしてそうね。
あなたみたいな子が入ってくれると助かるわ♪
じゃあ、またあとでね。」
先輩は、素早い着替えをし、嬉しい言葉をかけて出て行った。
顔がにやけてしまう。
今日も頑張ろう!!
がぜんやる気が出てきた。
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