氷の上のプリンセス
私は、寂しさを紛らわすため、ちょっと早めの夕ご飯を食べに学食へと向かった。
学食のある食堂までは、私の寮からさほど距離はなかった。
わぁ!!
キレイ!
高校と大学が共同の食堂なため、学生が多く、食堂は体育館ぐらい(課題表現しすぎ!?)あるんじゃないかってほど大きい。
白を貴重とした、ガラス張りの開放的なカフェテラスの大きいバージョンにした感じ。
中には、丸テーブルや、細長いテーブルがいくつもあり、
まだ時間も早いせいか、使用している生徒らしき人は、ほとんどいない。
私は、早めの夕食を済ませて、少し、学校の敷地内を探検し始めた。
とは言っても、時刻はもう午後7時になろうとしている。
辺りは暗く、建物と建物をつないでいるアプローチを、等間隔の街灯が照らしている程度だ。
お父さんの言う、変な男という人種がいつ出てきてもおかしくないかもしれない。
しかし、私は、目的地であるあの場所へ、
真っ直ぐに歩いて行った……。
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