氷の上のプリンセス

「早速だけど、入部の採用者発表するわね。
私、回りくどいのきらいだから。」


浜崎先輩の言葉に、仮入部員の私たちは息をのむ。


「今年は2人入部してもらいます。」


ってことは、3人が入れないんだ…。


「えっと、まずは…、
有坂さん。
そして、池田さん。

2人は、スケーターからとても評判良かったわよ!
特に有坂さん。」



今、私の名前だったよね!?


有坂って、2人いないよね!?


私………、
入部できる!!!


ゆっくりと池ちゃんの方を見ると、同じタイミングでゆっくり私を見た。


しかし、他の3人は入部出来なくなるので、あからさまに喜ぶことができない。


でも、やっぱり嬉しいから、池ちゃんと私は笑顔になってしまっていた。




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