うちゅうじん。[隊長………もんじゃのだし]
スパオオ達が上陸してからやや時間が過ぎた。
ミツバチ達も、落ち着きを取り戻し、スパオオに対して反撃を考え始めていた。
速水ロコモコのところにも、そのような報告が届いてきた。
「僕が思うより、早いタイミングで反撃出来るかもしれない!」
実際、ミツバチ達はスパオオに対して、怯むことなく立ち向かっていたのである。
しかし、現実は甘くなかった。
各地から、降伏の知らせが伝令として送られてくる。
策を講じる前に、相手に攻められた。
自分の無力に、思わず歯軋りをしていた。