うちゅうじん。[隊長………もんじゃのだし]
スパオオの進化は、悩むことで始まったのでした。
思えば昨年の秋も遅くに始まった、ミツバチとの一進一退の攻防戦。
春を迎えてからは、徐々に劣勢になってしまっていた。
なぜだ。
その「なぜだ」という疑問が、過去のスパオオには無かった ことなのであった。
少しづつ、考えることに集中してゆく彼等スパオオ。
そんな彼等の中に、頭脳明晰な新蜂が誕生するのである。
単純な思考回路しか持たなかったスパオオ。
ハイパースパオオだったスパオオ。
略さないと、ハイパースーパーオオスズメバチ。
正に革新的とも言える、明晰な頭脳を得て、ハイパースーパーオオスズメバチレボリューションズとなったのである。
うむ、一部で笑いが聞こえた………
大変面倒なので、スパオオのままで話を進めることにします。