うちゅうじん。[隊長………もんじゃのだし]
左側に曲がる通路の手前で隊長は身を隠している。
パシり隊は、ゆっくりジェネシスの部屋へ忍び寄った。
しばしの沈黙の後、部屋の方から罵声が聞こえてきた。
「こらっ!お前達、どこから入ってきた!ここはジェネシスの部屋だぞ!さっさと出ていけ!」
「いやだね!俺達はそのジェネシスを倒しに来たんだ!」
パシり隊も、たくましくなったものです。
大きなスパオオ、しかも結構強そうな側近を相手に、退くこともありません。
「何をっ!貴様等ごときは俺達が相手をしてくれる!」
「ふん!鬼さんこちら~!」
「ナメとんのか!こら-っ!」
やるなぁ~1号。
しみじみ思った隊長であった。
でも隊長?
しみじみしている場合じゃないです!
みなさん、こちらに向かってきていますよっ!
なんて言っている間にパシり隊と、側近5名が……
えっ!?5名!
パシり隊より1匹も多いじゃん!
パシり隊、大丈夫か!?