うちゅうじん。[隊長………もんじゃのだし]






竹内の顔から一瞬、血の気が引くのが見てとれた。



すでにスパオオは倍増していたのだ。

しかも、沖縄の有志は二百余り。



大島で、たった三匹のスパオオを相手にした時とは、訳が違う。



どう戦うべきか…!?



次の瞬間には、武闘派の血が騒いでいる竹内であった。

と同時に、奄美連合にこの事態を伝えねばならないとも思った。

このままだと、間違いなくふた月後にスパオオは大島を狙ってくるだろう。


いち早く体制を整えるためにも、すぐに伝令を出さねば……





< 24 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop