うちゅうじん。[隊長………もんじゃのだし]
そして2日後
伝令の鈴木O次郎から、梅方は沖縄の実情を知ることとなった。
事態の深刻さもさることながら、大島を守ろうとするリッキー竹内の気持ちに、応えねばならない。
しかし、梅方の寿命はあまり長くはなかったのだ。
跡取りと言えるのは、久美子一匹であった。
そこでまず、鹿児島本土に事態を報告し、援軍の要請をする事にした。
※作者注
梅方久美子
成虫になってひと月
現在 蜜集めの指導員を務めている。
皆が手を焼くやんちゃな若い衆をものともしないので、「やん久美」とあだ名される。
本来、争いを好まない性格である。