【完】絶対引力
「あ、はい。ありがとうございます。」
「涼に友達出来て良かったわ。さ、入って。」
そう足され、荷物を持ち中に入る。
「お邪魔します…。」
「お母さん、荷物置いたら挨拶周り言ってくるから小夜と話するなら後で!」
涼は私から荷物を取り上げて、部屋の隅に置く。
私と話せないのが悲しいのか、がっかりしている。
「私でいいなら夜お相手しますよ。」
そう微笑むと、さっきとは打って変わって明るくなり喜んでくれた。
「じゃあ、行って来る。」
涼がそう言い私の腕を引いて外に出た。
「まず、隣からー。」
そう言って、隣からドンドン挨拶していく。