【完】絶対引力


「じゃあ、いこっかな~。伊織に自慢できるし。」


意地悪い笑みを浮かべる。

涼も優も伊織をいじるのが好きって言うのがわかった。


「先に言っとくけど、そんなに期待しないでね。」


「期待しとく。」


「俺も。」


期待しとくと言われたからには頑張って作らないと悪いよね。

うん、頑張ろう。


「涼の家族って、アレルギーとか嫌いなものとかある?優も。」


もしあったら困るから聞いておかないと…。


「あたしんちは特にないっ。優もないでしょ?」


「うん、ない。」


「そっかっ。良かった。」


特に無いみたいで安心した。

喜んでくれるかな…?




< 54 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop