【完】絶対引力
「本当に勉強になるわぁ。小夜ちゃんをお嫁さんに貰った子は幸せね。」
「ここの嫁に欲しいところだけど、息子はいないからなあ。」
はっはっは、と笑う涼のお父さん。
こんなに嬉しいことまでいってくれる。
作ってよかったなぁ…。
他にも色々話しながら夕食を終えた。
「あっ、そういえばゼリー。」
「ゼリーも作ったの?」
涼に聞かれる。
「うん、おばさんにいっぱい貰ったから…。」
そう言って立ち上がり冷蔵庫を見に行く。
もう固まったかな~?
冷蔵庫を開けて様子を見る。
容器を少し振るう。
あ、出来たかも…。