【完】絶対引力


2時間くらい冷やしたからぎりぎり固まったみたい。

ゼリーを取り出して持っていく。


「グレープフルーツゼリーだよ。」

テーブルに並べる。

「小夜って、料理うまいね。」


「伊織は幸せ者だね~。」


「ちょっやめてよっ。」


ばしっと優を叩く。

痛いじゃんと口では言っているが痛がっている様子はない。


「これは?」

「へっ?」

急に涼に話を振られて間抜けな声を出す私。


「これは何にいいの?」

「あ、そうゆうことか。これは風邪の予防に効果的だよ。」


簡潔に話す。

みんなはそうなんだ、と頷く。

その後は食器などを片付けて、リビングで沢山話した。



< 60 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop