【完】絶対引力
2時間くらい冷やしたからぎりぎり固まったみたい。
ゼリーを取り出して持っていく。
「グレープフルーツゼリーだよ。」
テーブルに並べる。
「小夜って、料理うまいね。」
「伊織は幸せ者だね~。」
「ちょっやめてよっ。」
ばしっと優を叩く。
痛いじゃんと口では言っているが痛がっている様子はない。
「これは?」
「へっ?」
急に涼に話を振られて間抜けな声を出す私。
「これは何にいいの?」
「あ、そうゆうことか。これは風邪の予防に効果的だよ。」
簡潔に話す。
みんなはそうなんだ、と頷く。
その後は食器などを片付けて、リビングで沢山話した。