【完】絶対引力
絶対引力、私とあなた
「伊織っっっ!!待ちなさい!」
さっきとは正反対に私が伊織を追いかける。
「ばれちゃったんだー。」
と涼。
あの揉め事の後涼たちが居るっていう砂浜に来て、さっきの事情を話す。
そして、真相を知るべく伊織を捕まえようとしている。
のだけど、足が速くて捕まえられない。
「お前がいったのかよ!」
「言ってはないよ。小夜が気付いたの。」
涼と優が座っている周りを私たちは走りまわる。
「俺ー、小夜の手料理食べたんだー。」
「私もー。」
海を見つめながら私の手料理の自慢をする2人。
正直言っても何もないと思うけど…。
この2人、涼と優は無事に想いが通じ合って付き合うことになった。
この上ない幸せな日。