私の彼はもしかして!?



「見なくなったなあ~…」



「何がー?」



隣で弘樹がカラリと氷を鳴らしてウーロン茶を置いた。

今日は3人で鍋パーティー中。
雄大はトイレ中。



「雄大がカップルをじっと見てるの」


「チヒロまだあのこと気にしてたわけ?」


「当たり前じゃない」




ギロリと睨み付けてやった。


こんなこと友達にも相談出来やしないし。


うん、弘樹は…友達というかその部類じゃないというか……。





腐れ縁?





「弘樹………」


「何だよ」


「両刀使いの人って移り気なの?」







「………は?」









時の流れは……






止まった。











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