私の彼はもしかして!?
……いよいよ分からなくなってきた。
じゃああれは何だったんだろう。
この期に及んでまだ疑うのもあれだけど。
弘樹はあり得ないって言ってるしね…。
この人が真剣な目をしたら、嘘ではないの分かってる。
「心配しなくても、お前らは順調にいけてると思うぜ?」
弘樹はニンマリ笑って、ドアの方へ視線を向けた。
ドアの向こうで、トイレの扉の閉まる音がして、足音が近づいてきた。
「え…何?二人して俺が入ってくるのじっと待ってた?」
入ってくるなり、二人の視線とぶつかった雄大は呆れたように言って、私の隣に座る。
「長いトイレだったなと思って」
弘樹は意地悪く笑った。
うーん。
まさに小さな悪魔。小悪魔だわ。