ロデオ・カルテット─シールドロック─鳥籠編
スピカがスーツのポケットから出した手紙には、走り書きであの事務所の正式名称が掛かれていた。それでも、あの事務所にはヴォルラスの陰が無いという。
「監禁されているんでしょうか」
「それもあるが、あれ以上踏み込むとこっちが悪者扱いだ。メルは機能してないのか」
「連絡は来ていません。
どうしましょうか、コクリート氏の元へ出向きましょうか」
「そっちは俺が探す。
副はガキ探してくれ」
彼は、スピカにそう言い付けてきびすを返すとコクリートが居た事務所へと走り出した。
コクリートの事務所前には、先程見た兵士の他に陸軍専用軍服を着た人間が集まっている。
余りに物々しい空気に彼は、行きずりの兵士を捕まえて問いただした。
聞けばサージのバロックに掛けられた結界が崩れたのだと言う。この機を逃すことなく攻め込むと夜中に命令が下されたと言う。
彼は続けざまにヴォルラスのことを聞いた。すると兵士は頷いて事務所内を差した。
彼は兵士を押しやり、周りが目を円くするのも気にせずに事務所へと入る。
「これは、神様。
DMは破壊できましたかな」
「うるさい、連れはどこだ」
出てきたコクリートの胸ぐらを掴み彼は言う。
「監禁されているんでしょうか」
「それもあるが、あれ以上踏み込むとこっちが悪者扱いだ。メルは機能してないのか」
「連絡は来ていません。
どうしましょうか、コクリート氏の元へ出向きましょうか」
「そっちは俺が探す。
副はガキ探してくれ」
彼は、スピカにそう言い付けてきびすを返すとコクリートが居た事務所へと走り出した。
コクリートの事務所前には、先程見た兵士の他に陸軍専用軍服を着た人間が集まっている。
余りに物々しい空気に彼は、行きずりの兵士を捕まえて問いただした。
聞けばサージのバロックに掛けられた結界が崩れたのだと言う。この機を逃すことなく攻め込むと夜中に命令が下されたと言う。
彼は続けざまにヴォルラスのことを聞いた。すると兵士は頷いて事務所内を差した。
彼は兵士を押しやり、周りが目を円くするのも気にせずに事務所へと入る。
「これは、神様。
DMは破壊できましたかな」
「うるさい、連れはどこだ」
出てきたコクリートの胸ぐらを掴み彼は言う。