ロデオ・カルテット─シールドロック─鳥籠編
 ボーガンを打ち込んだ人間は、恐らくバロックスでの攻撃と同じ人物で、毒もその時と同じものだろうと推測した彼は、何気なくポケットに入れておいた薬を噛み砕いた。

 冷たい風が、夜を駆ける。

 まだ、朝日は見えて来なかった。
< 69 / 142 >

この作品をシェア

pagetop