ロデオ・カルテット─シールドロック─鳥籠編
 ならば、入り込んだ彼らに託すしかない。

(神の存在がまた、位置付けられる)

 それと同時に、コクリートは神官等に神が居たことを気づかれてはならないと気づき、幹部を引き集めるとその事実を黙認させた。

 その上で、指示を出しDMに関する直接的な情報を聞き出せと命じ、コクリートは一旦、軍事事務局へとことの次第を報告した。

 その答えは直ぐ様戻った。

 至急、援軍を寄越す。

 神官達は幹部に近い者を幽閉し、他は別領域に渡すようにと長い文面を送った割に、短い指令が届いただけであった。
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