意地悪王子☆に囲まれて
そして、いつの間にか、理事長室に来てもう一時間も立っていた

帰ろ

席をたった

「なら、アタシ帰るから」

でも、なかなか前に進めない

手、掴まれてるし

はあ

振り返る

「何?」

「さっき、これからは一緒に登下校って言っただろ」

そうだった

はあ

もう最悪

「じゃあさっさと準備して」

「じゃあ、二十秒待て」

「いーち、にーい、さーん、しーい・・・
じゅうきゅー、にー」

「終わった」

は?

まじで終わってるし・・・
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