意地悪王子☆に囲まれて
その人をみてアタシは絶句した

イケメンだ・・・

もう、顔とか体型とか指摘できないくらいの・・・

髪は茶色
何となく筋肉がついてるのが服のうえからも分かる肉体
でも、がっちりした感じはなくて・・・
そして、顔なんて・・・
男のくせに長くきれいに整っているまつげ
そして、茶色の眉
薄い唇に引き締まった頬
そして、すっとした鼻筋

思わず見惚れてしまった

っていうか、何でこんなことに?

アタシが一人でパニクってるとイケメン君が教えてくれた。

「お前、さっき階段踏み外しただろ、だから、上ってた俺に直撃したわけ。」

ああ、そんなことがあったんだ。

じゃあ、この人居なかったらアタシ、転落してケガしてたワケ?

助かったあ

お礼言わなきゃ

「ありがとうございました」

ペコッと頭を下げてお礼をいった

じゃあ、体育館行かなきゃ!

って、手つかまれてる?

「名前」

何か意味分からないこと言われたしー

「・・・」

「ったく名前はって聞いてんだよ」

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