意地悪王子☆に囲まれて
飛鳥の気持ち
「待ってよ」

・・・・

言ってしまった・・・

彼は、アタシに近づいてきて、

「何」

っと言う

その視線は昨日のことなど何もなかったように

冷たくアタシのココロに突き刺さる

いざ、こっちを見られると

何も言えなくなる

もう、アタシの口、全部言っちゃえ!

「何で・・・何で勝手なの?全部、飛鳥は勝手に決めておいて・・・。何が本当の目的?」

今にも涙でしゃべれなくなりそう

飛鳥は冷たい視線のまま

「じゃあ、そういう咲は?・・・何で俺のことが好きでもないくせに止めたんだよ?」

「・・・分かんないよ・・・そんなこと・・。ただ・・ただ、口が勝手に動いただけ」

そう、そうなんだ

自分でも分からないんだ

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