最後の夏-ここに君がいたこと-
「りぃいいいくぅううううう!!」


「ひぃいいいぃろぉおおとぉぉ!!」


まだ選手も居ないピッチに向かって、男子達が陸と弘人の名前を叫びだした。

大声を出しすぎて首筋の血管が浮き出ている。

相手校の女の子達がそれを見てクスクス笑う。

「やめてよ!恥ずかしい」と梢子たちが恥ずかしがって止めていた。




< 181 / 350 >

この作品をシェア

pagetop