最後の夏-ここに君がいたこと-
今は涙すら出てこない。


時々頭の中が恐ろしいほどに冷たくなって、倒れそうになる体を踏ん張って自分の部屋へ向かった。



部屋に入るとドアを閉めて鍵をかける。

部屋の鍵をしめたのは、これが初めて。

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