私に恋を教えてくれてありがとう【下】



嗚呼





何年経っても薄れはしません




貴方のひるがえした



貴方の家庭の香りのする萎れた白衣








嗚呼 





忘れはしません







私を酷く愛撫する貴方の手を





下膨れた顔も




垂れた目も





灰をかぶったその頭も・・・・・・・・





癖のあるひょうきんな笑い声が




今でも聞こえてくるような・・・・・・・・





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