私に恋を教えてくれてありがとう【下】
3、出逢い
華子は医療事務の専門学校に通ったのだが
実際その職は望まなかった。
患者との接点が少ないからだ。
それなら診察の介助を主にしていたいということで
外来の看護助手の仕事に就いた。
ここの病院内では“メディカルクラーク”という
正式名があったが、あまり浸透していないので
友達や、医療のことをよく知らない人に
説明するときは看護助手の名前で通していた。
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3、出逢い