私に恋を教えてくれてありがとう【下】

こんな日はいつ以来か、華子は緩やかな時間の流れを満喫できるようになった。


華子は思った。


一連の負の連鎖は神様の仕業かと。



まさに飴と鞭と思えた。



そう、


連鎖と云うには今回降りかかったのは、牧田の件だけではなかったということなのだが

この暑さを暖かさと感じられる位


何とも言えない落ちつきを手に入れた。




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