私に恋を教えてくれてありがとう【下】


ことは職場で起こっていた。


華子が落ちついてもう1カ月経とうとしているのだが

落ちついているのは“護られていた”からかもしれない。


病院側、


そして

猛威をふるった牧田自身も、

華子にだけは影響の出ない様にと、

入念にしていたのではないであろうか。



天井川の中の華子はなんとも穏やかな生活をしていたのだ。




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