私に恋を教えてくれてありがとう【下】
「祐樹……」

ずっと一緒に……傍に居てほしい。

貴方さえいれば……。

私を救ってくれたのは貴方……。


祐樹  祐樹  祐樹  祐樹  祐樹


久しぶりに会った貴方は、昔と変わらず優しくて、

その後、何度あってもそれは変わらなくて……。

私はどんどんその優しさに甘えて

いつだったか、自惚れ、藪睨みな見解に苛立ってしまったこともあった。

でも、結局は貴方の胸に戻って

こうやって……。




「愛してるよ?」




祐樹の目からぼろっと

大きな粒が落ち、

ゆっくりと瞬いて


「おれも……華子を愛してる!!!!!」



恥ずかしい程の大声で


「結婚してくれーーー!!!!!!」



まさかの言葉を吠えたのだ。





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