私に恋を教えてくれてありがとう【下】
……やはり今、“華子”が幸せだと感じていても

娘が気がかりでならなくて、完全な幸せと感じることが出来ないのは

“母親の華子”。


……ひと戦終えた二人は車に乗り込み、出発するところだった。


ドアポケットに入れた祐樹の携帯が震えた。


それの震動は伝わり、伝わり……行きつく先は





……“華子”だった。





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