Pinky2
1章
「ん…。」

暖かい日差しが差し込んでいる朝。


私、仲本美緒(ナカモト ミオ)は本日、学校が連休で休みなので、いつもよりゆっくり寝ていた。

顔のすぐ横にあったケータイに目をやる。


「…まだ7時か…。もうちょい寝よっと。」

二度寝しようと寝返りをうった。


ん?

なんか違和感…。


パチっと目をあける。

すると……




!!?


顔の真ん前に啓の顔がある。

私は思わず




「きゃああぁぁ!!」

叫んでしまった。


「ん…どないしてん?」


私の叫び声で起きた啓は目を擦りながら私を見る。


私のベッドに潜り込んで寝ていたのは風岡啓(カザオカ ケイ)。



私の彼氏。

この前、やっと付き合えることになったんやけど…。


「ど…どないしてんって、何でまた私のベッドで寝てんねん!」


最近の啓はこんな感じ。

付き合い出してから、大胆になってきてる気がするんだけど。
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