Pinky2
「俺さー…多分、高校の間は諦めらんねぇわ。」
…そっか。
でも美緒は俺のやで。
「はぁ…ここまで来て、改めてライバル宣言かよ…。」
俺はため息をついて言った。
「しゃーないやん。美緒ちゃんが可愛すぎんねんから。」
…
俺以外が美緒のこと可愛い言うの聞くとイラつくな…。
「ま、絶対美緒は俺から離れへんやろけどな。」
そう言って俺はふんぞり返った。
それを見てまた笑う佐久間に俺もつられて、その日は珍しく、気分よく眠れた。
こうして美緒との接触がなかったけど、俺はある意味いい思い出が出来たと思った。
─次の日。
「ん…。」
俺は朝から教室の天井をぼんやりと眺めていた。
「やっと起きた…。」
横でポソリと呟いた英二の声がした。
俺は目を擦りながら起き上がる。
が、直ぐにそばにいた英二を見て目が覚めた。
「おおおい!な、何でお前っ…、服はだけすぎやろ!」
何やってんねん、こいつ!
「お前がしたんだっつの!」
は?
「うそつけぇ!」
「はー、啓っていつも美緒ちゃんにどんな事してんねん。」
すぐ隣にいた佐久間にも言われた。
…は??
「お前、寝言でずっと“美緒" とか、“好きだ" とか言いながら俺の服ん中に手入れてきやがって…。」
英二がため息混じりに言う。
…。
俺は自分の手を見つめた。
俺…
俺…
「ギャアアアー!!!」
「あっ!啓が気絶した!!!」
頭の中が真っ白になった。
…そっか。
でも美緒は俺のやで。
「はぁ…ここまで来て、改めてライバル宣言かよ…。」
俺はため息をついて言った。
「しゃーないやん。美緒ちゃんが可愛すぎんねんから。」
…
俺以外が美緒のこと可愛い言うの聞くとイラつくな…。
「ま、絶対美緒は俺から離れへんやろけどな。」
そう言って俺はふんぞり返った。
それを見てまた笑う佐久間に俺もつられて、その日は珍しく、気分よく眠れた。
こうして美緒との接触がなかったけど、俺はある意味いい思い出が出来たと思った。
─次の日。
「ん…。」
俺は朝から教室の天井をぼんやりと眺めていた。
「やっと起きた…。」
横でポソリと呟いた英二の声がした。
俺は目を擦りながら起き上がる。
が、直ぐにそばにいた英二を見て目が覚めた。
「おおおい!な、何でお前っ…、服はだけすぎやろ!」
何やってんねん、こいつ!
「お前がしたんだっつの!」
は?
「うそつけぇ!」
「はー、啓っていつも美緒ちゃんにどんな事してんねん。」
すぐ隣にいた佐久間にも言われた。
…は??
「お前、寝言でずっと“美緒" とか、“好きだ" とか言いながら俺の服ん中に手入れてきやがって…。」
英二がため息混じりに言う。
…。
俺は自分の手を見つめた。
俺…
俺…
「ギャアアアー!!!」
「あっ!啓が気絶した!!!」
頭の中が真っ白になった。