Pinky2
そして水族館に向かって歩き出した私達。


「あ!あれだよ!」

水族館を見つけ、はしゃぐ私と奈々。


「でけぇな。」

中に入ると大きな水槽が目の前にあった。



「水族館来るのなんて小学校以来やんなぁ。」

私は無意識に啓の手を引っ張っていた。


────


「この魚可愛いー」

「美緒より可愛いな。」

笑いながら言う啓。




ムッ…

なんやねん、それ。



「おい、何むくれてんねん。」

わざとらしい言い方でこっちを見てくる啓。


「別に!」


何やねん!

人がせっかくHIGHテンションではしゃいでたのに!



「嘘やって。美緒の方が可愛い。」



かぁぁぁぁ…。

顔が熱い。




なんでいきなりそんな言葉を直球で言うん!?


不意討ちやから!!



「ほら、そんなとこ突っ立ってねーで、行くで!」


「うん…。」




やられっぱなしや…。




そしてお昼の時間になり、私達はお昼ご飯を食べていた。

「あ、私、トイレ行ってくる。」


私が席から立つとなぜか啓も立った。



「トイレ何処か分かるんか?」


あ、そう言えば…。
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