Pinky2
「ありがとぅ…。」

なんか、改めて手を握られると照れる。


「ん…戻んで。」

「うん!」



手を引かれ、奈々たちの所へ戻った。

そして夜になり、ホテルに戻った私達はご飯も食べ、ゆったりしていた。

私達は奈々達の部屋にお邪魔してた。





あーあ。



2人っきりになりたい…。
とか思ってみたり。





啓はそういう風に思ってくれてへんのかな…。


そう思って啓をチラっと見た。


バチッ★





あ…

自然と目があってしまった。



ガシッ!



!!?!?


な、何?!

「俺等ちょっと散歩してくる。」



私の腕を掴んだまま啓はそう言った。


「「いってらっしゃーい。」」
奈々と英二に送り出され、私達はホテルの外に出た。



うそやん!

まさか2人っきりになれるなんて!!


うれしいっ。




ザザーン…





浜辺まで来てもた…。


気づけば目の前に海。

啓と私は波打ち際に沿って手を繋いで歩いた。




「風…気持ちいーなぁ。」

「ああ。」


沈黙でさえ心地良かった。
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