Pinky2
2章

「ただいまーっ!!」


「おかえりーっ!」


あれからもう一泊して帰ってきた私達。



「あんまり遅いから心配したんやで?」

「徹兄ちゃんは心配性やねん。」


「あ!言ったなぁ!お前こそ美緒になんもしてへんやろな。」


「すっ…するわけないやろ!アホか。俺、自分の部屋で寝る。」


顔を真っ赤にした私は同じく顔を赤くした啓にほってかれた。


「あーあ。怒ってもた。悪いな、美緒。」

「ううん。疲れてるのもあるやろうし。」



「楽しかったんか?」


「そりゃもちろん!」



「ならよかった。」



ん…?

なんかお兄ちゃんに報告したいことがあったよーな…。

ま、いっか。


無理に思い出そうとしても分からへんやろ。



「じゃあ、私も疲れてるから寝るわ。」

「おう。」


そう言って私は階段を登った。


ガチャ…




「はぁ〜。楽しかったぁ。」

荷物をドサッと置いてベッドに倒れ込んだ。



やっぱ家の方が安心するわ。


急に眠気が押し寄せてきて、そのまま私は眠りについた。





明日は学校や…。

ちょっとしんどいかも…。



連休の間、みっちり旅行で遊び回った私達。


休みないやん…。





そして次の日…
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