Pinky2
「おはよ!啓!早く起きてや!!」

「んー…無理。」


「は!?ちょっ…。」


相当疲れてんねやろな…。
いつもならSっ気たっぷりにおちょくってくるのに。


…って!

私、今かなり変な事考えたかも!?


は…恥ずかしー…。




「しんどいん?起きられへん?」


「んー…。」



返事すらしんどいんか…。

「わかった。じゃあ、さっ君とか、南達のお土産は渡してくるね…。」



啓がいないとか学校つまんらへん…。

でも、しょうがないか…。



ガバッ!!



!!?!!



「あかん!俺も行く!!」


いきなり飛び起きた啓。



び…ビックリした。

なんでそんな焦ったような顔したんやろ…。


「美緒っ!行くで!」

「はーい!」


私達は走って家を出た。

そして、行く途中で直哉君に会った。


「あ!美緒ちゃーん、おっはよ!」



「あ、オハ…」



ぐいっ

いきなり啓に腕を引っ張られる私。



「はよー、直哉。」

「なんだよ。相変わらずだな…、美緒ちゃんへのスキンシップ許してくんねーの。」


「当たり前や!俺等付き合ってるかんな。」

「えぇーー!!?うそやろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?!」



な、直哉くん…知らなかったんや…。
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