Pinky2
突然のキス。
俺の頬にした。



「え…美緒…。」

俺はあまりにも予想していなかった事が起きたから、顔が真っ赤やと思う。


でも、それを見た美緒も真っ赤。

「っ…!?自分で癒してって言っといて、なんで赤くなんねん!」






なんで怒ってんねん。

意地はってんのか?


可愛い…。

やっぱ美緒には敵わへん。

「べっ…別に赤くなんかなってへんわ!」


分かっててまた意地をはる俺。


「なってる!」


そうや、なってるわ。

そもそも赤くなるなんてお前がらみしかないからな。

「お前だって!!」

俺も負けじと言い返す。

それがだんだん面白くなってきた。


「…ぷっ。」

「あはは!俺等アホやん!」

そうして2人で笑い合った。

今日は月曜日。


俺は美緒と楽しみにしていたドラマを見るため、テレビをつけた。



「あ、やってる。美緒!こっち来いよ。」


「あ、うん。」



俺はソファーに座ってポンポンと自分の隣を叩いた。

すると美緒はちょこんと座った。





なんやねん…

もうちょい近寄るとかせえへんのか?



「美緒ー。」


「えっ!?な、何なん!?」



ぷっ…

なんや、照れてただけか。
マジ可愛い




俺は勢いで美緒を抱き寄せてしまった。

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