Pinky2
渚さんはよく私と遊んでくれた人。


「渚さんには、よく遊んでもらってん。」

「へー。」


いつも来てくれる度に飛び付いてた記憶がある。


「その割に敬語つかうねんな。」

「それは、会わなくなってかなり経ったから…。」


会えなくなったのは私が小学生やった時やし…。

きっとお兄ちゃんと別れてから来なくなったんやと思う。



「徹兄ちゃんの元カノなんやろ?あの渚さん。」

「うん。」




「ほんならさ、俺等でより戻さへん?」

「へ!?」


お兄ちゃんと渚さんを!?



「よし。決定!んな明日来てたら話聞いてもらおか。」



うわ…


なんか勝手に話進んどるし…。



「ごちそーさんあー…旨かった。」


ちゃっかりご飯も食べ終わってるし。











ピンポーン…



「はーい。」



「だだいま。」


「あ、おかえり。」



話終えて直ぐにお兄ちゃんが帰ってきた。



「なんや、美緒だけか?」

「ううん、啓もいるで…」


と、リビングを除くと…

啓は寝とった。


「なんや。寝てるだけか。」
お兄ちゃんは笑った。



寝んの早すぎやろ。

お兄ちゃんに話1人でせなあかんやん。
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