Pinky2
4章
「渚さ…ん。これ…キツいです…。」
「そんなんじゃ鍛えられないわよ?」
「うっ…。」
只今、私は来週の体育祭で筋トレ中。
渚さんは運動神経バツグンやから、教えてもらってるねん。
「腹筋割れるっ!!」
「こんなんじゃ割れないわよ。割りたいんだったら、もっとキツくなるわよ?」
うわ…渚さんの目が光った…。
「そ…そういう意味じゃ…。」
バタン!
「うわっ、何!?」
「…誰かしら。」
私と渚さんは音が聞こえた玄関の様子を見に行った。
ひょこっと顔を除かせると…
「啓!?どしたん!?」
見ると啓が廊下に倒れ込んでいる。
「し…しんどい……。」
「相当疲れてるのね。」
私と渚さんで啓を抱えてリビングのソファーに寝かせた。
すると、すぐに啓は寝てしまった。
部活帰りにしては遅いなぁと思ってたけど、なんかしてたんかな…。
しばらくして、渚さんは親が待ってる家に帰る時間になった。
「もう!お兄ちゃんも早く帰ってきてあげなよ!!」
お兄ちゃんはいないのに私は口から言葉が漏れた。「あはは。いいの、元に戻れただけでも美緒ちゃん達に感謝してるんだから。」
「な…渚さん…。」
あぁ。
目がうるうるする〜…。
「じゃあ、お邪魔しました。」
「ばいばーい!また筋トレ教えてなぁ!!」
私がなぜこんなに体育祭にこだわってるのかというと…
「お泊まり券ー〜!・!」
ビクッ!!?
な、何?
寝言?
突然啓が叫び出した。
そう。
私たちの高校にとっては毎年恒例の商品券、それは─…
学校で皆でワイワイ騒ぎながら盛り上がる、そして、朝まで語り明かす券!
もちろん食べ物は先生が頼んでくれて、お腹いっぱいになるし、皆でわざわざ温泉にまでいったりする。
これが全部タダ!!
こんなお得な話ないやろ!
「そんなんじゃ鍛えられないわよ?」
「うっ…。」
只今、私は来週の体育祭で筋トレ中。
渚さんは運動神経バツグンやから、教えてもらってるねん。
「腹筋割れるっ!!」
「こんなんじゃ割れないわよ。割りたいんだったら、もっとキツくなるわよ?」
うわ…渚さんの目が光った…。
「そ…そういう意味じゃ…。」
バタン!
「うわっ、何!?」
「…誰かしら。」
私と渚さんは音が聞こえた玄関の様子を見に行った。
ひょこっと顔を除かせると…
「啓!?どしたん!?」
見ると啓が廊下に倒れ込んでいる。
「し…しんどい……。」
「相当疲れてるのね。」
私と渚さんで啓を抱えてリビングのソファーに寝かせた。
すると、すぐに啓は寝てしまった。
部活帰りにしては遅いなぁと思ってたけど、なんかしてたんかな…。
しばらくして、渚さんは親が待ってる家に帰る時間になった。
「もう!お兄ちゃんも早く帰ってきてあげなよ!!」
お兄ちゃんはいないのに私は口から言葉が漏れた。「あはは。いいの、元に戻れただけでも美緒ちゃん達に感謝してるんだから。」
「な…渚さん…。」
あぁ。
目がうるうるする〜…。
「じゃあ、お邪魔しました。」
「ばいばーい!また筋トレ教えてなぁ!!」
私がなぜこんなに体育祭にこだわってるのかというと…
「お泊まり券ー〜!・!」
ビクッ!!?
な、何?
寝言?
突然啓が叫び出した。
そう。
私たちの高校にとっては毎年恒例の商品券、それは─…
学校で皆でワイワイ騒ぎながら盛り上がる、そして、朝まで語り明かす券!
もちろん食べ物は先生が頼んでくれて、お腹いっぱいになるし、皆でわざわざ温泉にまでいったりする。
これが全部タダ!!
こんなお得な話ないやろ!