紙飛行機が届けた詩



思わず立ち止まり、聴き入った。



まるで、今のあたしの気持ちが見透かされていたかの様だ。





友愛も雅もあたしの後ろで立ち止まっている。








-…ちょっと待てよ…今の声、どっかで聞いたことあるような…




「"Blue Hearts"の帝?!」



その人は突然のあたしの声に、肩を弾ませた。



そして
ゆっくりと振り返った。



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