紙飛行機が届けた詩




あぁ、想像以上だ。





芸能科の校舎は、入口が見えない程混雑していた。



(入る前からこれか)







「…ちゃんとついてきて」



城谷さんは人込みを掻き分けながら、苦しそうに言った。




「いったぁい!ちょっと、押さないでよね!」



化粧の濃いお姉さんに睨まれる。



「っ…ごめんな…あっ!」




あたしは前につんのめる。


倒れちゃう!




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