紙飛行機が届けた詩
"夢の舞咲"


なんか、あっという間に教室の入口までたどり着いた。





「いらっしゃいませ♪」


うぅっ、眩しいっ!

どの人もテレビや雑誌で見たことある!





「…入って」


城谷さんがあたしたちの背中を押す。




「いらっしゃい。三名様ですね。

…って、後ろにいるの、城た…っ」



「おっ、女子高生?俺相手でいい?」





あたしたちを向かえてくれたウエイトレス姿の女性モデル、
娑羅[サラ]の口を後ろから塞いだのは、
あのBlue Heartsの
虎牙だった。






「わぁ!虎牙だ!全然OKです!」



あたしはふたつ返事で頷いた。







さっき、娑羅が言いかけたことも忘れ、あたしたちは、夢の舞咲へと足を踏み入れた。



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